【不動産豆知識】都市ガスとプロパンは何が違うの?成分編



ホームラボ調布・国領の竹内です。

お客様と物件説明または内見しているとよく質問されるのが都市ガスとプロパンガスの違いです。

その違いを①成分関係②供給方法と供給エリア③機能面④料金面の4回に分けてご説明したいと思います。

 

1回目は都市ガスとプロパンガスの成分面にフォーカスします。

まず都市ガスは、液化天然ガス(LNG)を使用しています。主成分はメタンです。

これに対して、プロパンガスは、液化石油ガス(LPG)を使用します。

主成分はプロパン・ブタンです。

別名をLPガスといい、不動産の物件表示などにLPガス、とあるのはプロパンガスを使っているという意味です。

 

次に特徴として都市ガスは空気よりも軽いことです。空気のおよそ半分の重さです。

そのためにガス漏れ警報器の取り付け位置はキッチンの上部など、検知しやすい位置取り付けてあります。

内見の時にキッチンの天井部分に探知機があれば都市ガスと分かりますね。

またガス漏れが起きた場合、天井部にたまりますので、窓を開けて換気をすることでが外気に逃がすことができます。

 

一方、プロパンガスは空気に対して1.52.0倍と重いため、ガス漏れが起きた場合は足元にたまります。

そのため、プロパンガスのためのガス漏れ警報器の取り付け位置は、床のすぐ上のあたりの低い位置に取り付けてあります。

万が一漏れた場合、屋外にほうきで掃き出すことが室内の事故を防ぐために有効です。

あと都市ガスもプロパンガスももともとは無臭ですが、ガス漏れが起きた時に、

「ガス臭い!?」っとわかるようにあえて匂いをつけてます。

ガス漏れが起きた時に空気より軽いか重いかによって、ガス漏れ警報器の位置や万が一漏れた場合の対応に違いがありますので入居した物件が都市ガスかプロパンガスなのかはしっかり把握するようにしましょう!

次回は供給方法、供給エリアでの違いを詳しく説明しますね!