【不動産豆知識】賃貸情報の読みこなし方 その①



ホームラボ調布・国領の竹内です。

現在ではお部屋探しは物件情報誌やインターネットの検索などから始めるのが一般的です。

不動産会社から図面情報だけを送信してもらうケースも増えてきました。

その物件の詳細には家賃や最寄駅、間取りなどといった大きな情報だけでなく、

知っておくとお部屋を選ぶ際、ちょっと役立つ細かな情報も書かれています。

今回は賃貸情報の読みこなし方を2回に分けてお伝えします。

今回は徒歩の表記・物件種別の呼び方についてご説明します。

 

【徒歩の表記】

 不動産広告の規定では「徒歩1分=80m」と決まっています。

 たとえば駅から徒歩5分と表記された物件の場合は「80m×5分=400m」

 ということになります。

ただし、この徒歩5分に信号や横断歩道、坂道を含むなど道路の状態などは一切考慮されていません。

また大きな駅や地下鉄駅の場合、改札口から測った表示でないため、実際に歩く感覚とは違う場合もあります。

徒歩表記は「駅からの距離がだいたいこのくらい」という目安と考えて、気になる場合は駅から実際に歩く道を自分のペースで歩いて確認するのがお勧めです。 

 

【物件種別、呼び方】

 賃貸情報には必ず物件種別が明記されています。「アパート」「マンション」の他、

 「テラスハウス」「タウンハウス」、また「コーポ」「ハイツ」などもよく目にします。

 建物の構造や建物の敷地の所有形態によって区別されています。

 

 アパート→木造・軽量鉄骨造の主に2階建てまでの建物が主

 マンション→鉄筋・鉄筋鉄骨コンクリート造の主に3階建て以上

 

 テラスハウス→12階部分が1戸の住居となり連なるもの、各住居の敷地や庭は各住居が単独で所有

 タウンハウス→敷地は各住居の専有面積の割合による共有

 

 コーポ・ハイツ→アパートに準ずる建物 単なる建物の呼び方

          ※コーポラティブハウス(共同住宅)の略

 

海外ではそれぞれ別物として扱われているようですが日本では アパートについて厳密な区別はされていません。

メゾン(フランス語)、ハイム(ドイツ語)、カーサ(スペイン語)なども、 響きのよさから建物の名称としてつけられることが多いようです。

コーポ・ハイツといっても中には相当古い建物があるのも事実です。

築年数や外観写真などと合わせて判断するのがいいでしょう。

次回の不動産豆知識は間取り関係のことをお伝えしますね!