【不動産豆知識】よくある質問退去編①



ホームラボ調布・国領の竹内です。

今回からはよくある質問の退去編を2回に分けてご説明していきます。

 

【解約の連絡はいつすればいいですか?】

契約終了のタイミングの場合、更新についての連絡が書類や連絡が来た時点で

解約の意思を伝えればOKです。契約期間中の解約の場合は自分から退去、

解約の連絡を入れる必要があります。解約の申し出をするタイミングは

賃貸借契約書に記載されています。一般的には退去の1ヶ月前までの連絡と

なっていますが、中には2か月前などという場合もあります。

連絡が遅れた場合は契約書に書かれている期間分の家賃を支払うことになります。

 

【どこまで現状回復すればいいですか?】

通常の賃貸借契約では「退去時には部屋を現状回復して明け渡す」ように

記されています。この現状回復というのは一般的に、入居者が汚してしまった部分や

壊してしまったところや、また通常の使い方とは違う使い方をして汚したり

壊した部分は入居者の負担で元に戻してくださいよ、ということです。

部屋は入居者がどんなに綺麗に使っていても年月が経てば経年劣化します。

このような部分は入居者の負担ではなく大家さんが負担するのが普通です。

 

入居者が現状回復しなければならない例を挙げると、煙草のヤニで汚れた壁、

台所の油汚れ、ふすまの破れ、無断造作の取り付け、結露によるカビ、

キャスターなどを引きずって出来たフローリングの傷、付属品のリモコン紛失など・・

ケースバイケースできりがありませんが、乱暴に使って壊してしまったり、

不注意でなくしたり傷をつけたりしたものが現状回復の対象になります。

また元々あったものを取り替えたり外したりした場合も元の状態に戻すのが基本です。

 

現状回復費を請求された場合はきちんと明細をもらって判断するようにしましょう。

ちなみに荷物を残すのもNGです。忘れがちなものを少し挙げておきましょう。

自前でつけたエアコン 照明器具、カーテンレール 物干し竿

トイレットペーパー 包丁 自転車 植木鉢 雑巾 取り替えたスイッチプレート

 

賃貸のお部屋は大家さんの持ち物を借りているということになりますので、

他人の物を借りているのだから丁寧に使いましょう、返すときは元通りにしましょう

ということですね。現状回復については契約時に内容をきちんと確認しておきましょう。